九月になった。まだ夏の名残の積乱雲が青空に光って居たが、日差しはさすがに弱かった。
合鍵を持っている私は大学の帰りに佐和子さんの下宿に行った。
佐和子さんは未だ帰って来て居なかった。私は窓を開けて新鮮な空気を部屋に入れた。
そして布団を敷き、蚊帳を吊った。

私は、勝手知ったる佐和子さんの下宿に時々泊る様に成っていた。
私の下着や歯ブラシやそれに勉強の為の本も十冊ほど置いていた...

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